大野健太郎 個人釣行レポート 

大野ファミリーの蒲生田岬 釣行記

毎年この時期になると訪れる場所、四国最東端に位置する徳島県の蒲生田岬。
最初にこの地を訪れたのは30年近く前、会友だったK君と室戸方面へ釣行したが、
北西風が吹き荒れて、とても釣りが出来る状態ではなくなり、仕方なく風裏を
探すために地図を見ながら北上し、やって来たのが椿泊の湾内だった。
取りあえず行ける所まで行こうということで、今ではきれいに舗装された道だが
当時はほとんど舗装されておらず、対向車のすれ違いにもヒヤヒヤするような
細い道が岬まで続いていた。
行き着いたところが蒲生田岬の砂浜で、夕方くらいに到着しすぐに竿出し。
いきなりキスの良型が釣れ、夜釣りではさらに大型のキスが数釣れて非常に
楽しい釣行であった。
俗に言う、落ちギスの時期にうまく当たったようでした。







それ以来11月になると毎年訪れるようになり、当初は釣りだけの車中泊だったが、
そのうち家族で来るようになり、近くに『あたらしや』さんという民宿がある事を
知り、それからはずっと利用している。
10数年前に少し戻ったところに温泉施設ができ、最初は民宿のお風呂に入って
いたが、最近ではこの温泉、最初は船瀬温泉保養センターという名前だったが、
いまでは『かもだ岬温泉』と名を変えて営業している。
山の中腹に位置し、明るいうちに入ると露天風呂からの眺めは最高です。
国道からは遠く離れたところにあり、いつ行ってもお客が数人しかおらず
たまには全く貸切状態となるので気に入ってます。
営業時間は午前10時から午後8時と短いので注意が必要です。

さて釣りの方ですが、大阪を2日朝の5時頃に出発し、途中のSAや道の駅で休憩
しながら、9時半頃に現地に到着。
数人のイカ狙いの人がいたが、じゃまにならないところで釣り座を構えた。
明日は天気が崩れるとの予報で、今日いっぱいが釣りを楽しめる予定・・・
子供たちの竿を順次セットし、最後に自分の竿をセットし遠投する。

しか〜し当りは全く無く、エサ取りのフグだけ・・・
例年ならキュウセンやカワハギが退屈しない程度に釣れるのだが、今日は全く
釣れない。
近年はキスの良型も釣れなくなり、一時期にはカレイも良型が釣れたのだが
それもなくなり、釣果としては寂しいのですが、なによりココには何も無い!
というのが一番の魅力です。
最初に訪れた時には自動販売機もあったが、そのうちに無くなり、近辺には
お店も無いので持参する必要があります。
現在はかもだ岬温泉まで戻れば自動販売機があり、ジュース類は購入出来ます。

何も釣れないまま、3時頃に長男の竿にハッキリとした当りがある。
大きく合わせて巻いているのを少し離れたところで見ていると、結構良型の
魚のようで近くまで寄ってきているが、姿は見えない・・・
波打ち際まで寄せてくると、なにか大きな尻尾が見えた。
あわてて駆け寄ると、大きなマダイが掛かっているではないか!!
リールを巻かずにそのまま後ろへ下がれと指示し、波打ち際で暴れるマダイを
引きずりあげた。







すぐにスケールで測ると、なんと46.5cmの立派なマダイ!!
ここでは今までに30cm近いマダイは釣った事はあったが、こんなに大きな
マダイは初めてです。
もともと狙いの魚はカワハギ・キュウセン・キス等の小物ですから、仕掛けの
ハリはG社のスピニングBスペシャル12号で、ハリスは6号でした。

その後は16時頃まで釣ったがたいした釣果もなく、いつものかもだ岬温泉へ
行きました。



温泉を出たらあたりは真っ暗・・・
すぐに予約していた『あたらしや』さんへ直行です。
ここ『あたらしや』さんは、現在はおばあさんが1人で住んでいますが、女将さん
夫婦が週末には小松島からやって来て、民宿のお世話をしてくれます。
民宿自体は古いですが、数年前にリフォームされて、1階の台所だったところは
素敵な食堂になりました。
お昼時にランチも用意してくれるそうで、その際は予約が必要です。
また女将さんが入れてくれるコーヒーはとても美味しくて、コーヒーだけを
飲みに来るお客さんもいるとか・・・
夕食はいつもお任せで、毎回色々なお刺身が出てきます。
この日も、イシガキダイ・アジ・グレ・ホラ貝等とその日に捕れたての魚を
出してくれました。
大きなガシラの一匹丸ごとのから揚げは、とても美味しくて、子供たちは
いつも出してくれるカワハギの煮つけが大好物です。
宿泊費も8,000円からですが、特別料理を頼めば伊勢エビ等も出てきます。
場所は浜に出る手前にあるので、すぐに分かります。
完全予約制なので、前もって連絡してください。

あたらしやさんの連絡先は、0884−33−0137
女将さんの携帯番号:岡本さん 090−6880−7643






明けて3日の日曜日、心配された雨も早朝に通り雨があったようだが、朝食を
食べ終わる頃にはすっかり上がり、曇り空のままなんとかなりそう・・・
早速に浜へ行き、竿をセットして子供たちの竿から順に投入していく。

すぐに当たりがあり、いきなりキュウセンの20cm級を上げている。
二人とも今日は入れ食いに近い状態で、フグも多いがキュウセンの良型を
次から次へと釣っている。
その内カワハギが釣れたが、今日はキュウセンがやたら多く、最初はリリース
していたが、良型の24〜5cm級は数匹持ち帰って食べました。






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