永沢弘雄 個人釣行レポート Vol.14

第17回三クラブ合同(神戸投魂会、神戸伊弉諾サーフ、サーフインフィニティ)オープン大会 、24時間バトル参戦記!!
毎秋恒例の24時間バトル、今年は9月15日〜16日にかけて行われました。
主催クラブの一つ、投魂会の大山会長とは長いお付き合いをさせてもらっているのもあり、一昨年に参加しませんかと声をかけて頂いて以来毎年ずっと参加させてもらっています。
今回は今年7月にうちのクラブに入会した、同級生の岡本と、岡本の会社の後輩である村田君と三人で参加する事になりました。
この大会は僕にとって、特別な思い入れのある大会で、一年の釣りの総集編と位置付けています。
範囲が限られた大会なら、考える事はそう多くは無いのですが、この大会には範囲は無く、自由出漁で15日土曜日の夕方4時に釣り開始。
そして16日土曜日夕方5時から明石の海浜ベランダで、審査に間に合えば良いという本当の24時間(25時間?!(・・;))の超ロングラン釣り大会なのです。
また全日本サーフ対象魚全てのランク魚以上の総合計長寸(ただしエソ、ウスバハギ、キチヌは最長寸の1尾のみ提出可能)という、分かりやすく、他に例を見ないスケールの大きな大会なのです。
この日は、夏特有のコウジの品不足、また変わりやすい不安定な天候、そして極めつけは台風16号が接近中という事もあり、影響が比較的少ないであろう水島沖の網代諸島にユムシで勝負をかけてみようと考えてました。
しかし最近はコイチが今ひとつ釣れていないという情報を耳にしていたので、先月の月例会でマダイ、クロダイが爆釣とまではいかないものの、コンスタントに釣果のあった香川の手島か、小手島にユムシと虫餌、イワシでチャレンジする事にしました。
渡ったのは小手島の西側に位置する通称《ドン深》周辺の岩場です。
ポイントに到着し、まだ開始の午後4時まで時間があるのと日差しが強いので、普通の雨傘を日傘代わりにして、しばし仮眠を取りました。
気がつくと4時少し前で、ゆっくりと三脚をセットしてイワシ餌でエソ、マゴチ狙いとチロリ、マムシでシロギスの大型狙いのそれぞれ二本ずつ4本の竿を並べてアタリを待ちます。


一時間程経過した5時頃、マムシ餌に今日初のアタリがあり、煮付けを想像しただけでヨダレが出てきそうな25センチちょいのアコウ(キジハタ)が釣れてきてくれました(^-^)v


イワシ餌にはショウサイフグが連発で来ただけで、夕マズメのエソ、マゴチは不発に終わりました。

ランクには程遠いサイズですが、幸先ヨシです。
何とか夕マズメのこのゴールデンタイムに綺麗な赤が食ってくれないかなと思っていると、ユムシを付けた竿からもぞもぞしたハッキリしない餌取りのようなアタリが出たので、合わせると同時にアタリとは裏腹にガンガン頭を振って抵抗しだしました!
内海のマダイにはよくあるアタリの小さなパターンで上がってきたのはユムシをくわえた44センチの思わず見とれてしまう程美しい赤の食べ頃サイズです(*^_^*)


それからは9時頃に黒35センチと、二匹目の美味しそうな27センチ程のキジハタが来たのみで夜半前の満潮までは本流でなく、反流が強く飛んで仕掛けのロスが増えていき、思うような釣りが出来ずにガマンの時間が過ぎていきました。


期待出来ると予想していた夕マズメにはアタリが少なく、やはりユムシがメインでは辛い釣りになるとの予測が当たってしまうのかと弱気になり始めたのは、夜半前の満潮いっぱいを迎えた頃でした。
一時間程前から潮もほとんど止まっており 、海面にも変化が見られません(+_+)
そろそろ満潮からの返しの潮が動き始める場面が、今日のラストチャンスと自分に言い聞かせ、4本全ての餌を付け替えて打ち返していきました。
零時を過ぎた頃には前方70〜80メートル付近の海域の潮がようやく舞いだしたのが夜目にもわかります!
正に今しかない状況と思い竿先を注視していると、数少ない温存していたコウジを付けた竿先をやや押さえ込むアタリの見た瞬間に、竿を前に突き出し、ベールを返して道糸をフルフリーにすべく送り込みます。
一気に走る程の事もなく、モゾモゾとしていたので頃合いを見て合わせます!
すると夕方の赤と同じくらいの重量感で頭を鋭く振っています。
やはりほぼ同型の赤42センチが浮いてきて玉網で掬ったと同時に、今度はユムシを付けた竿から一気にドラグを滑らせて走る、スピードのある気色の良いアタリが出ています!!
今釣れた赤を網から出して、走りの止まった竿に飛びつき、ドラグを絞めて大きく激アワセを食らわせて巻き始めると、赤でも黒でもなく、ポンピングで聞いてみてもたまに頭を振っていますが正体が読めないまま足下にはマゴチが浮いて来ました。約50センチ程と、長寸的には十分です!


今が勝負所と、マダイが釣れた竿にコウジを付けて潮目に投入し、着水、仕掛けを開き着底してからさらに仕掛けを開いていると、突然竿を持って行かれる予想外のアタリが出て、反射的に竿先を前に出しベールを返し、道糸を送り込みますが、全く走りません(T_T)
コウジ、ユムシ類に良く有りがちな一度食わえて、違和感を感じて餌を離したパターンかと思いましたが、気長にそのまま待っていると、またほんの少し糸を走らせました。
いつもならもう少し待つのですが、今日いちの地合いに一度のアタリに長時間待てないので、道糸を巻き込み重量感を感じた時に激アワセ!
底を切る時には力強い締め込みがありましたが、リーリング中はたいした抵抗もなく、たまにゴボゴボッと、やや少し首を振りますが、正体不明のまま少し沖で魚が浮きました。オモリの下をライトで照らすと、大きめの真っ白い菱形が照らし出されました?!
一瞬、コウジ餌でもあり大型のイシガレイが裏向きに上がってきたのかなと思いましたが、次の瞬間にはとにかく取りたい一心で玉網で掬ってました(^^;)
網に入った途端に大口を開けて強烈に暴れ出した時にヒラメと分かり、しかも57センチ程と、そこそこの大きさで嬉しさがこみ上げてきますヽ(^^)
しかしこんな時に大型とは言えないものの、マゴチ、ヒラメと連続して釣れるなんて、この海域のポテンシャルの高さに驚きです!


この時点では二本しか竿は出ていませんが、三連発の忙しさが落ち着くのを待ってくれたかのように、二本出ている一本にアタリが出て、黒41が釣れてきてくれます。


怒涛のラッシュがやっと落ち着いて、汗が噴き出している時に竿先が節を付けながら舞い込み、ドラグがジャァー!っと鳴り、今度は赤かなと合わせてみると、ガンガン頭を振りまくって楽しませてくれたのは本日最長寸の赤48センチでした。


それからは湧いていた潮も静かになり、竿先も明け方まで動く事は無く、空が明るくなり始めた頃に黒33〜39センチの三連発があり、最後に本日最小寸の黒30センチ(写真を取り忘れました)が来て、迎えの時間になりました。


村田君は残念ながらバラし多数。
同級生の岡本は黒35と39センチに、コイチ43センチと、結果を残していました(^o^)

島から上がって三人とも元気があれば、第2ラウンドを求めてエソでも釣りに行こうかとも相談していました。
しかし一晩中ほとんど寝ずに岩場で戦った後は全員ヘロヘロで、しかも気温がぐんぐん上がってきており、こうなればエアコンの効いた車内からは降りる事は不可能となりました(>_<)
審査場所の明石までゆっくりと休憩を取りながら昼頃に到着し、いつもの希望軒で昼食


そして海浜ベランダ付近に車を止めて、エアコンを効かせて爆睡!
そして5時前に目覚め、大山会長や、インフィニティーの柴田会長らと挨拶を交わして、今日の皆さんの状況を聞いたりしながら談笑していると、審査時間になりました。

主催クラブの代表として投魂会、会長の大山さんの挨拶の後、審査が始まります。


そしてなんと、去年の24時間バトル、また今年の赤黒大会に続き、今回の24時間バトルも優勝してしまうという僕には不相応な事をしてしまいました(・・;)


強烈な運がないと、オープン大会3連続優勝なんて有り得ないだけに、まさに海の神のおかげです!
また塩飽のポイントをいろいろ教えて下さった、岡山協会は倉敷ツロットサーフの藤井さんをはじめとする皆様に、本当に感謝します!
岡本も4位に入賞!


またバラし多数に終わった村田君は、ラッキー賞でオロナミンCをゲット!(これ以上精力を付けてどないすんねん(--;))



最後になりましたが、大会を運営して下さった神戸投魂会、神戸伊弉諾サーフ、サーフインフィニティの皆様、暑い中お疲れ様でした。本当にありがとうございました。


インフィニティ柴田会長の閉会の挨拶で無事終了となりました。


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