7月例会優勝コメント

【7月例会優勝コメント】 大野

【西九条を出発!】

21日の土曜日、今回はいつもの例会と違い、14時に西九条を出発します。
水島沖はいつも行ってますが、今日の釣場はちょっと違った釣場・・
永沢名人に倉敷ツロットサーフさんからオファーがあり、夢のコラボが成立!

西大阪サーフと倉敷ツロットサーフとの合同で…との話で進めましたが、ツロットさんは前週に例会を組んでいて、翌週の今回は2週続きとなるにも関わらず、数名の方が同行案内をしてくれる事になりました。

岡山までの道中、山陽道は各所でゲリラ豪雨的な雨に遭遇するも、下津井の渡船乗り場に
着く頃には雨も降っておらず、夕陽がきれいです。
途中の豪雨で遅れるものの、ほぼ予定通り17時前に到着するとツロットさんの面々が出迎えてくれました。
あいさつもそこそこに渡船に乗り込み、いざ出陣!です。


【いざ釣場へ!】

今回のターゲットはもちろん、『マダイ!』です。

先週の例会では潮が動かず、あまり釣れなかったとの事でしたが、今回は潮回りも良く大いに期待がもてます。
釣場はツロットサーフさんにお任せしてますが、広島・手島・小手島方面との事。
事前の情報では、我々より先に同方面へ渡っているクラブがあるとのことで少々へこみます。

クラブには高齢者もたくさんおり、最高齢は小林さんで、87歳の現役で頑張っておられます。
年配者向けに足場の良いポイントもお願いしてましたので、漁港の波止や一文字に降りてもらいます。

色々とポイントを案内してもらいながら船が進んで行くと、広島の西の鼻に到着。
ここは昨年ツロットの藤井さんが、一晩で多数の大物マダイやクロダイを釣ったポイントで、永沢名人もそれを聞いて同場所に入り、同様の釣果を上げたところです。

永沢名人は迷うことなくここで降ります…また爆釣は間違いないでしょう・・・

みんなを次々と降ろしていき、私もどこへ降りようかな?と考えていたら、手島の西側送電線の浜付近へ来ると、『この辺りはどこでもマダイが狙えるし、浜でも釣れる』と言うではないか・・・

私も『マダイ』と聞いただけで即決です!!
浜横の磯へ上がりました。
それを聞いていた川上さんも、送電線の浜へ降ります。


【手島・送電線の浜横の磯】

夕方の明るい時間に渡れたので一安心。
渡磯時は干底近くで、磯の上に荷物を上げるのが一苦労です。
足場の悪いところを昇り降りしたので、既に汗が噴出してきます。

初めてのポイントなのでゆっくりと辺りを観察します。
取りあえず三脚をセットし、クーラーボックスを横にセッティング。
リュックや食料の入ったクーラーバッグは、一段降りた後方の広い場所に置きました。

いつものポンコチ竿、ツインパワー425AXにQDのリールをセットし、道糸は4号で
ハリスはグンターのナイロン8号に、ハリはG社の丸セイゴ18号の一本針。
エサの本コウジを付けて第一投!

70m付近に着水してラインを送り込むも、水深は10mちょっと、と思ったより浅い。
今回用意したエサは、本コウジを20匹、ユムシを20匹、そして太目のチロリを2千円
と、たっぷり用意しました。
オモリもどんな釣場か分からないので、遊動式を30個、ジェット天秤を5個とリュック
もはち切れそうです。

次々と4本の竿をセットし、他の道糸は全て5号とします。
その内の一本は、スケベ根性でカレイ針の13号の2本バリでキスを狙います。

海面はベタ凪状態で、時おり吹く風が心地よい、と言いたいところですが、非常に蒸し暑いです。
竿先を見つめるも全く当たりも無し・・・
チロリでキス狙いの竿には海ケムシが釣れる始末。
こんなところにも海ケムシが居るのか?と、最近はどこにもいるのですね〜

明るい内はエサ取りのフグが沸いているようで、本コウジやユムシのエサもボロボロに
なって上がってきます。
エサを付け替え、傷付いたハリスは全て新しいものに交換します。
やがて陽も沈み、暗くなった頃に初めての当たりが…

19:30頃、三脚の左側の竿が突然舞い込みます!・・・がそれっきり・・・
ドラグフリーなのですが、糸が出て行きません。
竿を手に取り、確かめると魚の引きが伝わります。
大きく合わせを入れ、リーリングすると頭を振るなつかしい感触が・・・
水面に現れたのはまぎれも無く赤いやつ、マダイです。
しかしサイズがイマイチ…そのまま抜き上げました。
クーラーボックスの上のスケールに当てると29.7cm…ん〜微妙…
写真申請は無理ですが、魚拓を取るのも…で、まずは一匹目ということで、〆てからクーラーボックスに放り込みます。

これで魚が居る事が確認できたので、ちょっぴり安心です。
次に当たりが出たのは21時頃、またもや左側の竿が舞い込みますが、やはりそこまで。
最初のマダイはユムシに来ましたが、今度は本コウジのエサです。
ジャー・・・と糸を引き出すような当たりを期待しますが、残念ながら・・・
しかし先ほどのとは違い、重々しい引きが伝わります。
てっきりクロダイかと思いましたが、姿を見せたのはやはりマダイ!です。
まだ潮が低く、タモ入れに苦労しますが、なんとかゲット!
40cm弱のきれいなマダイでした。

潮も徐々に込んできてますが、ほとんど流れない状況です。
続いて21:45頃、またもや左側の竿が舞い込み、ジャッと一瞬糸が出ますがやはり
そこまで・・・う〜ん、今日の魚は引きが弱いなあ・・・
竿を手に取るといきなり強い引きが伝わり、思わず大合わせを入れます。
グングンと魚の引きが伝わり、先ほどまでの魚とは比べものになりません。
思わず慎重にやり取りしますが、途中からはさらに左へ左へと走り出し、あれ?もしか
してエイかな?と思われるような引きです。

しか〜し、水面下に見えてきたのは紛れも無く赤いヤツ、マダイでした!!
この時も潮が低く、下の岩が張り出していてタモ入れに苦労しましたが無事にタモイン!
早速スケールを当てると、56cmを越えてます。
(検寸時には55cmに縮んでました)
やったー!と心の中でガッツポーズ!

三連発でマダイが釣れたので心にも余裕が出てきます。
みんなにメールを送り、状況を確認するもあまり芳しくない様子。
その中でも、やはり永沢名人だけが釣れてるようで、マダイ・クロダイと良型を連発してました。

短時間で3匹のマダイが釣れたので、あと何匹釣れるのか?と期待しましたが、それ
以後はサッパリで、期待した満潮前後にはアナゴが釣れただけとなりました。
下げ潮になるとようやく流れ始めましたが、内海特有の激流では無く、ゆったりとした
流れで非常に釣りやすいところでした。
下げ五分くらいから、今度は黒いヤツが当たり出し、夜明けまでに35〜37cm級の
クロダイを3匹と、コイチの36cmを追加しました。

結局チロリのエサでは何も釣れず、やはり本コウジ強しでした。
8時に迎えの船に乗り、港に帰ってから検寸の結果、今回も永沢名人を抑えての例会優勝となりました。

今回倉敷ツロットサーフの皆さんにポイントを案内して頂き、全員がマダイを釣る事は
出来ませんでしたが、みんな楽しい釣りができた事を感謝しています。
またいつかは、合同で例会を開催したいですね。