永沢弘雄 個人釣行レポート Vol.9

第16回神戸投魂会、神戸伊弉諾サーフ、サーフインフィニティ
   合同オープン大会 〜赤黒大会〜

平成24年5月26日、土曜日午後4時釣り開始、審査は27日の日曜日昼12時からという長丁場の赤黒大会に参加させていただきました。マダイもしくはクロダイの一尾長寸というシンプルな大会です(^_^)
同じ三クラブ合同のオープン大会の24時間バトルは、2010年、2011年と連続で参加させていただいているのですが、赤黒大会は今回が初めての参加になります。今回のメンバーは釣友T君に、サーフスキッパーズ会長の湯浅氏を加えたメタボトリオ!
このメンバーで釣れないはずはないと勢いこんで、岡山下津井港から渡船に乗り込み、今回の目的地の大裸島をめざします。

港を出てすぐに瀬戸大橋の下をくぐり抜け、

5分程で大裸島に到着しました。

島?!というか、砂州のような大裸島に到着し、釣り開始時間までは少しあるので、メタボトリオはお菓子やジュース等を飲み食いし、時間をつぶします(^_^;)しかーし!
少し離れた岩の上に置いていた湯浅氏のポテチ袋や、サンドイッチ、またカップ麺までもがカラスにつつきまくられているではありませんか(>_<)
湯浅氏は急いで悪そうなカラスを撃退しに行きましたが、カップ麺以外は食べれる状態ではなくなっていました(T_T)
そうこうしているうちに開始時刻の4時になり、三人とも食料をクーラーの中にしっかりしまい込み、釣りを始めました!
開始して30分程して高瀬君がクロダイ40センチ、45センチと連続で釣上げます!!
今年は水温の上昇が遅れ気味なのか、高瀬君の二匹のクロダイは途中何度も切れていないワカメの林に止まり、最後に20メートルくらい前の緩い駆け上がり地点に群生しているホンダワラ地獄に必ず掛かって、いろんな角度から緩めたり出したりして、やっと口もとにホンダワラをたらふく引っ提げながら取り込めたという格好なのでした。

大きな真鯛が万が一食ってきたら、果たして無事に取り込めるかなといらぬ皮算用をしていると、私の竿からドラグがジィーッ!と鳴り出しました(^0^)/
海藻地獄の中を強行突破すべく、ドラグを締めて激アワセを食らわします!
そんなに重く、また鋭くない抵抗ですが、やはり途中に何度か海藻地獄で止まりますが、竿をしゃくり上げまくって何とか一番手前のホンダワラ密林に捕まりましたが、魚は見えてるだけにゆっくり引っ張ると口に切れたホンダワラを付けて、無事に取り込めたのはクロダイ43センチでした。

とりあえず審査してもらえる魚をゲットでき、本番の暗い間は期待大かなと期待が高まり、日暮れを迎えました。

暗くなり8時からこのポイント本番の込みに入り出しましたが潮が速くなると、よりいっそう海藻地獄にハマリだし、掛かってもほとんど外れていたものが、一転して全く仕掛けが帰って来ず、オモリと仕掛けのロスが激しくなってきます!アタリが有れば我慢も出来ますが、暗いうちは全くアタリが無く、辛い修行を強いられただけに終わりました(:_;)

夜が明け、昨日夕方クロダイが釣れた時間帯及び潮行きになりましたが、全く魚からのシグナルはありません(+_+)
ジョー高瀬君は夜間のあまりにも辛すぎる訓練の為、今回もやはりセコンドが用意した椅子に座ったまま、真っ白に燃え尽きてしまいました!!

三人の体力、気力もすっかり消えて午前7時になった頃、渡船の迎えが8時なので仕舞い出そうかと二人に伝え、どの竿から片付けようかと思ったその時!
三脚で湯浅氏の竿と入り乱れていた私の一本の竿からけたたましいドラグ音が響き渡り、速くなったり遅くなったりと、魚が動き回っている様が良くわかります!
確実に針掛かりして走っていると判断し、10秒程待ってからドラグを締めて激アワセを食らわすと、いきなり鋭く、また重々しい首ふりが始まりました!
おそらくは今日のラストチャンスとなるであろう、この真鯛を取らないと取るでは順位に大きな差が出てしまいます。
強烈な重量感を伴った締め込みに、強めに締めたドラグがジッ!ジッ!っと滑り、激しく首を振っている様子が二人にも伝わり、高瀬君は波打際にスタンバってくれています。
まず沖での切れていないワカメジャングルは真鯛が暴れまくって逆にクリアできて、残るは最終最後の20メートル手前のカケアガリに密生するホンダワラ群をクリア出来るかだけの勝負になりました。しかし潮位がだいぶ下がっており、密生している上にホンダワラが寝てしまっていて、よりいっそう密度を増しています。
しかしそんな事を考えても、とにかく出来るだけ表層近くまで浮かすしかありません!
いよいよ8号のテーパーラインが見えて、ミチイトの角度的に止まる頃かと思うと同時にドンッ!という感じで魚が止まりました。
そこでゆっくりと竿先を高くしてジャングルから真鯛を救出?!するべくゆっくりと竿でしゃくりますが、全く動きません(:_;)
最終手段としては海に入って行きたいところですが、ジャングルの中ではこちらも身動きが取れなくなりそうです(>_<)
そこでテンションを緩めてみると真鯛がグングンと走り出したので、すかさずまた竿をしゃくり上げますが、やっぱり脱出できません。
再度テンションを緩めるとやはり勢いよく走ります。そこでまたまた竿をしゃくり上げると、グリグリッという具合に少し動いてくれました!!
竿はひん曲がったままで、動いた勢いを生かすべく、ポンピングせずそのままでリールをゴリゴリと極ゴリ巻きすると、オモリが見えてその先に大きな、鮮やかなピンク色のオビレがパタパタ動いています。
しかし顔や胴体はホンダワラまみれで見えません(^_^;)
まだ波打際まで10メートル少しあるのでハラハラしながらホンダワラの塊に尻尾がついた物体をゆっくりと寄せてきて、高瀬君にアシストしてもらい無事にランディング成功!

実寸で70センチを少し越えています(^^)

これは大会では上位に食い込めるだろうと、自然に笑みがこぼれてきますp(^^)q
審査場の明石には正午前に到着して、インフィニティの柴田会長、投魂会の大山会長らと挨拶を交わし、正午から審査を受け、少し縮んだものの実寸で70.0センチで、何と優勝でした。
当日の赤黒大会で釣れた赤は唯一私のこの赤が1尾のみだったようです。今回は釣友である、岡山協会は倉敷ツロットサーフの藤井氏にポイントの選択やアドバイスをいただいたのが一番の勝因です。
本当にありがとうございました(^_^)

またまた今回もギリギリのところで海の神が力を貸してくれた格好で優勝魚の真鯛を釣る事ができました。最後になりましたが、大会を主催〜運営していただいた神戸投魂会、神戸伊弉諾サーフ、サーフインフィニティの皆様、ご苦労様でした。
またお疲れ様でした。ありがとうございました。
9月の24時間バトルにも参加させていただきたいと思います。

にほんブログ村 釣りブログ 投げ釣りへ←クリックプリーズ 『西大阪サーフでは老若男女を問わず、常時新入会員を募集しています。 入会する、しないは別として一度お試しで月例会に参加して一緒に投げ釣りを楽しみませんか?』

itoyori@hotmail.com 大野