11月例会 優勝コメント 

全日本カレイ大会にあわせて11月例会が行われた。
11月16日の夜9時前に西九条千石酒造前に集合した。
チーム太田、チーム永澤、チーム川上、チーム大鹿に分かれ出発した。
途中ハイウエイオアシスで休憩し、釣り場の情報収集をした。
チーム大鹿は岡崎T桟橋、L桟橋、新波止狙い。
チーム川上は西条。
チーム太田は岡崎新波止狙い。
情報によると岡崎は人気ポイントらしく釣り人が集中するので入れる可能性が低いとの事。

小腹が空き受付会場近くのすき家に入り、牛丼並を頼むが吉野家と違い美味しくなかった。
右斜め前の辻さんが春雨丼風のものを食べていたので、美味しいですか?とたずねると、ハイとのこと。次回は必ずチェプチェ丼に決めた!(笑)。

4時に受付終了後、大鹿号に戻り4時半出発までの間、大鹿キャプテンが入念に岡崎ポイントをナビに入力し何度も詳細を確認していた。大変几帳面な方だ。

各車一斉にスタート。
大通りの手前で全車が次々と右折していく。
ナビの指示も右折だったが、前車の太田号の左ウインカーが点滅後左折していったので、あれ、近道があるのかな?と大鹿号も追従した。
カーナビは何度も迂回するよう指示してくるが結局太田号についていった。
ほどなくして、大野会長から私に電話があった。
「はい、山本です。」
「やまもっちゃんら、岡崎いく んやろ?」
「はい、だからついて行ってます。」
「いや、僕らは吉野に行くねんで。岡崎は逆やで!」
太田号車内爆笑…‼
大鹿キャプテンに伝えると無言でUターン。
さすが高性能ナビは正確だった。
大鹿号車内の2人は沈黙…。
前には徳島ナンバーの軽自動車が安全運転で走っている。
釣り場までがとても長く感じられた。

岡崎T桟橋前に到着。
前後のゼブラゾーンに車が止まっている。
念のために堤防に上がり釣り場を確認するが、T桟橋左に釣り人確認。
その旨大鹿さんに報告し諦めかけていると、大鹿さんがあれは投げ釣りじゃなくイカ釣りかルアーでは?と。
暗がりの中でも大鹿さんの洞察力はすごい!
そして2人は釣り場に入った。

僕が一本の竿をセットしている間に大鹿さんは全ての竿をセットされ、車を駐車場に入れてくれた。

僕が竿を3本セットしている間に、なんと7人の釣り人でごったがえしていた。
8人めの釣り人(以後奈良のおっちゃん)が僕に
「邪魔しないのでとなりで釣らせてもらえますか?」と。
快諾する。

一本ずつ回収しながらエサの確認をした。
全て良型ガシラがかかっている。

奈良のおっちゃんがエサは何か聞いた。
マムシと答えた。
その後はイソベラが釣れ、おっちゃんが欲しいと言ったので全てあげた。塩焼きにすると美味しいらしい。

左に流れが早いため、三本とも足元に投入したところ、左の竿がヒット。大きめのチヌだ。
大鹿さんにばれない様に釣り上げたがシメた際に魚がバタつき大鹿さんに見つかる。
「山本くん、これで上位入賞やんか…!」
「いや、僕は吉本杯狙いなんで…。」
「そんな事言わんと上位入賞狙わな〜。」

大鹿さんは釣りに対して熱いなぁ〜と感心!

奈良のおっちゃんがまたもやエサは何か聞いた。マムシと答える。

その後、大鹿さんと私はコンスタントに良型のキュウセンベラ、チャリコ、小ハゲが釣れた。

昼前、大鹿さんが
「山本君、たも、たも〜‼」
と叫んだので見てみると、腰を浮かした大鹿さんが満月になった竿を持ち耐えている。
駆け寄り海面を見ると大きな鯛が浮かんでいた。
「早くすくってくれ〜!」
スピニングBの13が口にしっかりかかっていたので、突ついて逃がそうかな?と一瞬思ったが(笑)一発ですくい波止にあげた。
奈良のおっちゃんも加わり三人
で一緒に喜んだ。

またもや、奈良のおっちゃんがエサは何か聞いた。
大鹿さんがマムシと答えた。

手尺で測り、
「大きいですね〜50はありますね!」
と私がいうと、
「50はないで、せいぜいあって45やわ…。」
と奈良のおっちゃんが吐き捨てるように言い釣り座に戻って行った。

そこで私がメジャーで測ると50オーバだった。

なんておっさんだ。
大鹿さんにも私にも沢山イソベラもらってるのに。
もう、イソベラはやらん。
逃がした方がマシヤと固く心に誓った。

程なくして、奈良のおっちゃんがマムシを買いに行くので道具を見といてもらえませんか?と釣り場を後にした。

30分後大きめの袋をぶら下げ帰ってきた。
「エサはエサでも人間のエサですわ…。」
と親父ギャグ混じりで喋りかけてきた。寒いギャグだったが思わず笑いそうになったので聞こえないふりをして堪える。

その後打ち返すが、イソベラしか釣れず。

逃がそうと心に誓っていたが、親父ギャグに負けて奈良のおっちゃんにまたもやあげてしまった。
大鹿さんと私のあげたイソベラで奈良のおっちゃんの16Lクーラーは満タンになっていた(笑)

納竿間際になってきたので、最後のチャンスと干底からの満ちあがりを狙って残ったこがねをふさがけにして打ち返すが潮が止まるどころか逆に強くなったのであえなくTHE.END。

なんと大鹿さんの最後の回収竿に小ハゲが釣れていた。


私が帰り支度が遅いため、またまた大鹿さんが車を取ってきてくれた。


奈良のおっちゃんに帰ると伝えると何気に寂しそうだった。

ハトの付け根に荷物を移動していた時、
「やった〜釣れた〜!」
と奈良のおっちゃんの興奮した大きな声が…。
振り返ると、奈良のおっちゃんが満面の笑みで突き出した手にはとっても大きなイソベラが…。
さすが、マムシだ…(爆笑)

審査会場に向かう際、競艇場に架かる橋を通過中に大鹿さんが、
真鯛の相方にミニミニキュウセン出したら吉本杯もらえるかな〜?」
と。
わたしにあんなに上位狙わなと熱く語ってくれた大鹿さんはどこへ?(笑)

淡路南にて西大阪サーフ例会の検寸が行われた。

大鹿さんは結局活かしバケツの活きた大真鯛と小ハゲで2位。

私は45センチのチヌと24センチのチャリコでまさかの優勝。

5位の吉本杯入賞は爽やかな男前の澤木兄やんが、真っ白な歯を輝かせながらガッツポーズ。

惜しくも4位になり吉本杯を逃した森岡さんが大変悔しがっていた。

今回、優勝できた事は勿論とても嬉しかったが、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの噂のスーパールーキー⭕⭕君を押さえ優勝できた事が何より嬉しかったで〜す(笑)

山本清彦