6月例会 優勝コメント

【西九条集合】

 16日の土曜日、20時前に西九条に集合します。
天気予報では今日・明日と大雨の予想で、行く前からテンションが下がります・・・
西九条を10人が永沢号、太田号、大鹿号の3台に便乗して熊野会場を目指します。
 大雨という事で、大台越えの169号線が心配されましたが、道中たいした雨もなく
途中2回のトイレ休憩をいれながら、定刻通り23時30分頃に受付会場のある熊野に
到着しました。
到着時も傘が要らないほどの霧雨程度で一安心。

 当初の計画では、早朝より新鹿からの渡船で沖磯に渡る予定だったのですが、渡船屋の
都合により、船が出ない事が数日前に判明!?
まあ雨模様だし、どこか屋根のあるところで竿を出して・・・と思っていました。
同乗者の澤木さんと仙石さんの3人で、二木島周辺を計画しましたが、ここ!と言う
釣り場が浮かばず、いっその事、賀田湾へ行こうという結論でした。
しかしながら、賀田湾も別に賀田会場があり、どうせ行っても主な釣り場は無いだろう
と思ってました。
なので、仕掛けも標準バージョンでセット済みでしたが、受付担当の熊野サーフの
岩本さんより耳寄りな情報を入手。

 熊野川尻の河口が左向き(北側)に流れていて、王子ケ浜では夕方の時点で竿出しは
波もあるが、なんとか可能ですとの事。
大会はキス・キュウセンの本命狙いと、他魚狙いになりますが、西大阪サーフの例会も
開催しており、こちらはキス・キュウセンを含む2匹の長寸となっています。
ここで長さのある他魚、ニベやヘダイを釣れば上位入賞もしくは優勝・・・の可能性も
あります。
また、最近絶好調男の永沢名人が居ますので、優勝はなかなか難しいところです。
その永沢名人も、当初鬼ケ城へ行くという事でしたが、この耳寄りな情報を逃す筈は
ありません。
彼も暗いうちは王子ケ浜へ入るとの事で、これでまたまた優勝が遠のきそうです。
【第1釣場・王子ケ浜】

 0時30分に受付を済ませ、1時に出発です。
もう1台の大鹿号は新鹿へ行くとの事で、全員の無事と好釣果を願って出発しました。
王子ケ浜に到着すると、雨も霧雨程度でこれなら大丈夫、波もうねりはあるものの
なんとか竿を出せそうです。
急いで竿をセットしますが、この時に雨がやや強く降ってきました。
合羽を着込んでまず第一投。
竿はクラブ内でもポンコチ派の私、S社のツインパワー425AXに、D社のリール、
QD4000をセット。
道糸は波に叩かれないように3号とし、オモリは30号、仕掛けはG社丸セイゴ16号の
1本バリでハリスはナイロンの8号と、シンプルなものをチョイスした。
本日のエサはマムシのみ!
2本目もツインパワー425AXですが、こちらは初代の極太竿です。
3本目はPF425BX、全て調子の違う竿を出すのが私流。
毎回大釣りはありませんが、比較的安定した釣果が出せると思っています。

 竿先を高くセットすれば波に叩かれることも無く、とりあえず3本の竿を出すが全く
当たりがない・・・
海水を汲んだ水バケツを見ると、しばらくたっても濁ったままだ。
かなり海の中は濁っているようで、エサを替える時にソフトタイプの蛍光玉を入れてみる。
投げ返した竿にすぐ小刻みな当たりがあり、やっと来たか!と期待して大合わせ!!
グーンと重みが伝わり、そこそこの重量感がある。
波の巻き返しでさらに重みが加速するも、竿でためてやっと魚が見えた、しかし
上がってきたのは70cmほどのサメでした、ガッカリ・・・
良いときにはニベの入れ食い!を期待していただけに、少々拍子抜けした感じだ。

 しばらくたってから、またもや同じような当たり!
またサメ?と思いながらも、本命であってくれと祈りながらリーリング。
今度は先ほどよりも軽く、すんなりと上がってきたのは狙いのニベでした。
しかし寸法が・・・小さい・・・33cmほどの小ニベでした。
本来ならリリースするところですが、とりあえず1匹目なのでキープする。
すぐ横で釣っていた太田さんも様子伺いで見に来るが、全くダメとの事。
その後エサを替えるために巻いてきた竿にまたもやニベが・・・
しかし、先ほどよりも大幅にサイズダウンの20cm級で即リリース。
その後2匹釣れるも同型級で、今日の群れは幼稚園クラスかと、いささかガッカリ。

澤木さんに連絡するも、皆さんサッパリだそうで、早いうちに移動を決意!
仙石さんとの3人で、三木浦を目指す。

【第2釣場・三木浦】

 賀田湾に着いたときは夜も空け、雨も完全に上がっていました。
主なポイントには人が多いだろうな〜と思い、往年の釣場を見ていきますが、釣り人が
いない・・・?
とりあえず当初の候補地、三木浦へ到着。
ここを訪れるのは20年振りくらいか?
過去にはネズミゴチの30cm級が良く釣れ、ヒラメの60cmを釣った懐かしい釣場
です。
一番奥の護岸に仙石さん、少し手前のスロープには澤木さんが入り、私は公衆トイレの
前の小波止にと、それぞれが別れて入りました。

 風も無く、湾内はいつもの如く鏡のような水面です。
遠中近と投げ分けて当たりを待つと、近投の竿に当たり!
上がってきたのは残念ながら紀東名物のトラギスでした。
しばらくして、竿をグイ!っと押さえ込む当たりが同じく近投の竿にあり、上がって
きたのは待ちに待ったシロギスの22cmでした。
その後釣れるのも近投の竿ばかりで、遠投の竿はエサ取りすらありませんでした。
近投〜中投の竿には、トラギスやイソベラが当たりを送ってくれます。

 ふと後ろを振り向くと、白ネコが座っていました。
前の竿を見ながら遅めの朝食のパンを食べていると、いつの間にかすぐ後ろに寄って
きています・・・パンをちぎって放り投げると、すぐに飛びついて食べてしまいました。
近投の竿に当たりがあり、上げてみるとまたトラギスが・・・ハリをはずしていると
白ネコが近づいてきたので、放り投げると、凄い勢いで食いつきました。
その後、ひとまわり大きなイソベラが釣れ、同じように放り投げると、くわえたまま
ゆっくりと歩きながら、波止の根元の方へ行ってしまいました。
その後、納竿までに20cm以下のシロギスを数尾と、24cmまでのカワハギを数尾
追加し、審査場所の熊野へ戻りました。

 他のメンバーもシロギスやキュウセンの良型を釣っていましたが、他魚はあまり釣って
いない模様。
例会審査の結果、私が優勝となりました。
本命のシロギスやキュウセンの良型は釣れませんでしたが、心配された雨も降られずに
楽しい釣行となりました。
 最後に残念の事が・・・例会優勝の賞品を、車の積み替え時に太田さんの車に忘れて
しまい、手ぶらで帰る結果になりました・・・